top of page

保育士の副業はバレない?
職場に知られる原因と始める前に知っておきたい対策

副業が職場にばれないか不安に思う保育士

「保育士として副業をしたいけれど、職場にばれないか心配」

「副業は住民税でばれるって本当?」

​

このような不安から、副業を始めるか迷っている保育士さんもいるのではないでしょうか。

​

結論からいうと、職場に絶対にばれない副業や方法はありません。

住民税だけでなく、SNSや同僚との会話など、思わぬきっかけで知られる可能性があります。

​

この記事では、保育士の副業がばれる主な原因や住民税・確定申告の注意点、安心して副業を始めるためのポイントを分かりやすく解説します。

保育士の副業はバレない?

まず確認しておきたいのが、「そもそも現在の職場で副業をしてもいいのか」という点です。

​

保育士だから一律に副業が禁止されているわけではありません。

ただし、勤務している施設や雇用形態によってルールが異なります。

​

●私立保育園の場合

私立保育園など民間の施設で働いている場合、保育士だからという理由だけで法律上すべての副業が禁止されているわけではありません。

厚生労働省も「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公表しており、モデル就業規則にも副業・兼業についての規定が設けられています。

​

ただし、

「法律で一律に禁止されていない=勤務先に無断で何でも副業していい」

という意味ではありません。

​

勤務先によって、

  • 副業禁止

  • 原則禁止

  • 許可を取れば可能

  • 届け出をすれば可能

  • 条件付きで可能

  • 特に規定なし

などルールが異なります。

​

そのため、副業を始めたいと思ったら、最初に勤務先の就業規則や雇用契約書を確認することが大切です。

​

●公立保育園の場合

公立保育園などで地方公務員として働いている保育士の場合は、より注意が必要です。

地方公務員は地方公務員法によって営利企業への従事などが制限されているため、副業は原則として制限されています。

​

ただし、一定の活動について任命権者などの許可を得ることで認められるケースもあります。

「少額なら大丈夫」「在宅なら大丈夫」と自己判断せず、必ず勤務先や自治体の規定を確認しましょう。

勤務先の就業規則を確認する保育士

保育士の副業がばれる主な5つの原因

では、保育士が副業をした場合、どのようなことから職場に知られるのでしょうか。

代表的なのは次の5つです。

​

①住民税の金額から知られる

「副業が会社にばれる原因」としてよく挙げられるのが住民税です。

副業によって所得が増えれば、その分住民税額が変わる可能性があります。

給与から住民税を天引きする「特別徴収」では勤務先が住民税の徴収に関わるため、状況によっては住民税額などがきっかけとなり、副業を疑われる可能性があります。

​

ただし、

「副業をしたら必ず住民税からばれる」わけではありません。

所得の種類や自治体の取り扱いなどによっても異なります。

後ほど詳しく解説します。

​

②副業しているところを保護者や同僚に見られる

保育士なら特に注意したいのがこちらです。

例えば、

  • 飲食店

  • コンビニ

  • 販売スタッフ

  • イベントスタッフ

  • 別の保育施設

  • ベビーシッター

など、人と直接会う仕事を副業にすると、保護者や同僚と偶然会う可能性があります。

​

保育園の近くで副業している場合は特にその可能性が高くなるでしょう。

「税金対策をしているから大丈夫」と考えていても、人づてに職場へ伝わる可能性はあります。

 

③SNSから知られる

最近は特に注意したいポイントです。

InstagramやTikTok、X、Threadsなどを使って副業をする場合、

「顔を出していないから大丈夫」

とは限りません。

​

例えば、

  • 本名を使っている

  • 顔写真を掲載している

  • 勤務地域が分かる

  • 園内の出来事を書いている

  • プライベートアカウントとつながっている

  • 同じ写真を複数のSNSで使用している

など、複数の情報を組み合わせることで本人だと分かることがあります。

​

SNSを副業に利用する場合は、個人情報だけでなく、園児・保護者・勤務先に関する情報を発信しないことも非常に重要です。

​

④同僚や知人から伝わる

意外と多いのが人間関係から知られるケースです。

信頼している同僚に、

「実は最近副業を始めたんだ」

と話したことが、別の人に伝わることもあります。

​

また、友人や知人に副業について話していたところ、巡り巡って勤務先の関係者に知られる可能性もゼロではありません。

一度人に話した情報を完全にコントロールすることは難しいため注意しましょう。

​

⑤本業への影響から疑われる

副業を始めたことで、

  • 遅刻が増えた

  • 寝不足になった

  • ミスが増えた

  • 本業中に副業の連絡をしている

  • 疲れて仕事に集中できない

といった変化が起きれば、職場から「何か別の仕事をしているのでは?」と思われる可能性があります。

​

特に保育士は子どもの安全に関わる仕事です。

副業が認められていたとしても、本業に支障が出ない範囲で行うことを第一に考えましょう。

副業が職場にばれる原因を考える保育士

「住民税で副業がばれる」って本当?

副業について調べていると、「住民税で会社にばれる」という情報をよく目にします。

ここは少し仕組みを理解しておきましょう。

​

●そもそも住民税とは?

住民税は、前年の所得などをもとに計算されます。

会社員の場合は、勤務先の給与から住民税が天引きされる「特別徴収」が一般的です。

副業によって所得が増えると住民税額にも影響する可能性があるため、これが副業を知られるきっかけになることがあります。

​

●「普通徴収にすれば絶対ばれない」は間違い

インターネットでは、

「確定申告で普通徴収を選択すれば会社には絶対ばれない」

という情報を見かけることがあります。

しかし、これは正確ではありません。

​

国税庁では、給与・公的年金等以外の所得については、確定申告時に住民税を「自分で納付」する方法を選択できると案内しています。

一方、給与所得については原則として給与からの特別徴収となり、自分で納付する方法を自由に選べない場合があります。

​

また、実際の取り扱いは自治体によって確認が必要です。

そのため、

「普通徴収を選べば100%職場にばれない」

とは考えないようにしましょう。

​

不明な場合は、住んでいる市区町村の住民税担当窓口や税務署、税理士などに確認するのが安心です。

住民税の仕組みについて確認する保育士

副業が20万円以下なら職場にばれない?

こちらもよくある疑問です。

「副業は年間20万円までなら確定申告しなくていい」と聞いたことがある人もいるでしょう。

ただし、ここにも注意点があります。

​

●「20万円」は売上ではなく所得で考える場合がある

会社員として年末調整を受けている人など一定の条件では、給与所得・退職所得以外の副業による所得が年間20万円を超えると、原則として所得税の確定申告が必要になります。

ここでいう「所得」は、基本的に単純な売上金額とは異なります。

​

例えば、

副業の売上:30万円

必要経費:12万円

だった場合、

30万円-12万円=18万円

となります。

​

所得の区分や必要経費として認められる範囲などによって扱いが変わるため、自分の副業がどの所得に該当するのかを確認しましょう。

​

●20万円以下でも住民税の申告が必要な場合がある

ここが非常に重要です。

所得税の確定申告が不要だからといって、

「税金に関する手続きがすべて不要」という意味ではありません。

所得税の確定申告をしない場合でも、住民税について申告が必要になるケースがあります。

​

そのため、

「20万円以下に抑えておけば絶対にばれない」

と考えるのは避けましょう。

副業の所得と申告について考える保育士

職場に知られにくい副業はある?

在宅でできる副業について調べる保育士

「できるだけ職場の人や保護者に知られずに副業したい」

という場合は、人前に出る副業よりも自宅やオンラインでできる仕事の方が、偶然知り合いと会う可能性は低くなります。

​

●Webライター

インターネット上の記事を書く仕事です。

保育士としての経験を活かし、

  • 子育て

  • 保育

  • 教育

  • 絵本

  • 知育

などの記事を書く方法もあります。

​

●Webデザイン

バナーやSNS投稿画像、Webサイトなどを制作する仕事です。

スキルを身につける必要はありますが、在宅で仕事をしやすいのが特徴です。

​

●動画編集

YouTubeやSNSなどの動画を編集する仕事です。

パソコンがあれば在宅で作業できる案件もあります。

​

●SNS運用

Instagramなどの投稿作成やアカウント運用を代行する仕事です。

普段からSNSを使っている人であれば、経験を活かせる可能性があります。

​

●コンテンツ販売

自分の経験や知識を、

  • PDF

  • オンライン教材

  • 動画

  • テンプレート

などのコンテンツにして販売する方法です。

​

例えば保育士であれば、

  • 保育教材

  • 製作アイデア

  • 保育士向け資料

  • 子育てに関する知識

など、これまで当たり前に身につけてきた経験がコンテンツになる可能性もあります。

​

ただし、在宅ワークであっても、勤務先の副業ルールや税金の手続きがなくなるわけではありません。

「在宅=絶対ばれない副業」ではないことは理解しておきましょう。

副業禁止の保育園で「ばれないようにやる」のはおすすめしない

ここまで読むと、「それでも何とか職場にばれないように副業できないかな」と思う人もいるかもしれません。

​

しかし、勤務先が副業を禁止している場合に、隠れて副業を始めることはおすすめできません。

理由はシンプルで、絶対にばれない方法がないからです。

​

仮に最初は知られなかったとしても、

  • 住民税

  • SNS

  • 保護者

  • 同僚

  • 知人

  • 本業への影響

など、思わぬところから知られる可能性があります。

就業規則に違反していた場合は、勤務先との信頼関係にも影響します。

​

「どうすれば隠せるか」を考えるより、

「自分はどの範囲なら副業できるのか」

を確認してから始める方が、長期的には安心して副業を続けられます。

無理に副業を隠さず就業規則を確認する保育士

保育士が副業を始める前に確認したい5つのこと

①勤務先の就業規則を確認する

まずはここからです。

「副業・兼業」「服務規律」「兼職」などの項目を確認してみましょう。

​

②許可や届出が必要か確認する

「副業OK」でも、事前申請が必要な職場があります。

分からない場合は勤務先に確認しましょう。

​

③副業の働き方を決める

アルバイトとして働くのか、業務委託や個人事業として働くのかによって、税金や労働時間などの扱いが変わることがあります。

​

④税金について確認する

副業を始める前に、

  • 所得税

  • 住民税

  • 確定申告

  • 必要経費

などの基本的な仕組みを知っておくと安心です。

​

⑤無理のない範囲から始める

最初から月5万円、10万円を目指す必要はありません。

まずは、

「月5,000円を自分で稼いでみる」

といった小さな目標でも十分です。

副業では、金額以上に「自分の力で収入を作れた」という経験が、その後の働き方を考えるきっかけになります。

副業を始める前の確認事項をチェックする保育士

「保育士しかしてこなかったから副業できない」と思わなくて大丈夫

副業に興味はあっても、

「パソコンスキルがない」

「保育士以外の仕事をしたことがない」

「自分に何ができるのか分からない」

と感じて、一歩踏み出せない人もいると思います。

​

しかし、保育士として身につけてきた、

  • コミュニケーション力

  • 相手の気持ちを考える力

  • 分かりやすく伝える力

  • 計画を立てる力

  • 製作やデザインの力

  • 臨機応変に対応する力

  • 子ども・子育て・保育に関する専門知識

は、保育園の外でも活かせるスキルです。

​

副業を始めることは、

「保育士を辞めるための準備」ではありません。

今の仕事を続けながら収入源を増やしたり、自分に合った働き方を探したり、将来の選択肢を増やしたりする方法の一つです。

保育士としてのスキルを活かして副業を考える保育士

保育士の副業についてよくある質問

Q. 保育士が副業すると職場にばれますか?

必ずばれるわけではありませんが、絶対にばれないとも言えません。

住民税、SNS、保護者や同僚との遭遇、人づてなど、さまざまな理由で知られる可能性があります。

そのため、まず勤務先で副業が認められているか確認することが大切です。

​

Q. 在宅ワークなら職場にばれませんか?

在宅ワークであれば、働いているところを保護者や同僚に見られる可能性は低くなります。

ただし、税金やSNSなどから知られる可能性はあるため、「在宅ワークなら絶対ばれない」というわけではありません。

​

Q. 副業が20万円以下ならばれませんか?

20万円以下だから職場にばれない、という仕組みではありません。

「20万円」は一定の給与所得者が所得税の確定申告をする必要があるかを判断する基準の一つです。

住民税について別途申告が必要になる場合もあるため注意しましょう。

​

Q. 確定申告で普通徴収にすればばれませんか?

給与・公的年金等以外の所得については、住民税を自分で納付する方法を選択できる場合があります。

ただし、給与所得などでは選択できない場合があり、自治体によっても取り扱いの確認が必要です。

そのため「普通徴収なら100%ばれない」とは言えません。

​

Q. 公立保育園の保育士でも副業できますか?

公立保育園で地方公務員として勤務している場合、営利企業への従事などは原則として制限されています。

ただし、許可を受けることで認められる活動もあるため、勤務先や自治体に確認してください。

​

Q. 副業禁止の保育園でも、少額なら大丈夫ですか?

金額が少ないから就業規則に違反しない、というわけではありません。

副業の可否は収入額だけではなく勤務先の規定によって判断されるため、自己判断で始めず就業規則を確認しましょう。

保育士の副業に関するよくある質問

まとめ|「ばれない副業」を探すより、安心して続けられる方法を選ぼう

「保育士 副業 ばれない」と検索してこの記事を読んでいる方の中には、

副業に興味はあるけれど、今の職場との関係を壊したくない

という人も多いのではないでしょうか。

​

保育士が副業をしたからといって、必ず職場にばれるわけではありません。

しかし、

絶対にばれない副業や方法もありません。

​

だからこそ、

就業規則を確認する
↓
必要なら勤務先へ申請・相談する
↓
税金の仕組みを理解する
↓
本業に影響しない副業を選ぶ
↓
無理のない範囲から始める

という順番が大切です。

​

そして、副業を始める目的は単に収入を増やすことだけではありません。

新しいスキルを身につけたり、自分の得意なことを知ったり、保育園以外でも活かせる経験を増やしたりすることで、これからの働き方の選択肢を広げることにもつながります。

​

「副業に興味はあるけれど、何から始めればいいか分からない」という方は、まず保育士にはどのような副業や働き方があるのかを知るところから始めてみてください。

安心して続けられる副業の始め方を考える保育士
bottom of page